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2013.07.17 6月25日 6月例会報告 投稿者:安藤 励慈
  一人ひとりが輝いている会社へ〜次世代につなげていくことは何か
株式会社 ハチオウ 代表取締役社長 森 裕子(H25年.6.25同友会会議室)
1.私の生い立ち(父の背中を見て)
・実父は浅草橋のそば屋、当時、東京の水飲み百姓だよと、父の教え。 中卒、最盛期50人の従業員がいた。独立していける仕組みを作った。良い商品、サービス良し、スピード、満足感のあるお値打ち価格で差別化。目玉商品はエビとモンゴイカのかき揚げ。モットーはあかるく元気、良く働き、よく遊ばせる。月2回の休み、よく従業員を花見、海水浴、紅葉狩り、銀座とかあちこちに連れて行った。その後ろ姿を見て育った。

2.夫のロマン
父親が設立した森銀器(金、銀、白金製品製造卸業)、そこから派生して夫が森銀(金、銀、白金の一次加工業)を設立、ハチオウ設立(銀の回収、有害物の無害化)の3社のグループで川上から川下までリサイクルできる仕組作りました。当時医療機関や印刷業からレントゲン写真を回収し、銀の抽出製造現場へ。有害物の無害化と処理工場を設立したが、これは法規制の進展でビジネスになりにくかった。

3.当社の仕事
ごみの回収屋、産廃屋とよばれ従業員が来なかった。職安に行くとそんな職業ないよ、と言われる始末。アルバイトは学校を卒業したらいなくなる。中途採用のレベルに驚いた。 社員の住んでいるところに行ってみた。 窓もないような人間の住むところではなかった。ほっとけない。アパート借り変え、洗濯や食事、困ったことの聞き役。この業種、苦労し行き場の無い人間しか来ないという感じだった。求人に高校50校ぐらい回った。説明の順番がきて、名刺は?会社のパンフレットは?そんなもの作ったことが無かった。作ってまた求人に行った。私も世間をしらなかった。
多品種の化学系の廃棄物の処理を客先、自社工場でやっている。倒産会社の遺留品、地中の埋設物、フロンの回収、半導体工場、研究室の廃棄物処理等。

4.当社の経営環境
1990年くらいまでは、厄介な人達を抱えたゴミ屋さん、地域住民の偏見、行政に許認可取消される業者も多かった。1990年以降になって、法規制の中で安心できる関係者による事業、社会に不可欠な存在、地域との共生という行政・市場に求められる事業体制が整いやすくなってきた。2000年以降は環境の時代。

5.ハチオウの教育
この業種、社会の目からは色眼鏡で見られやすかった。人格を磨き、専門知識を持ち、技術開発をして、社会に対してchemical riskmanegement supportができる社員を育てていく。教育とは深い井戸に雪を詰めていくがごとく、辛抱強く彼らの成長を願って。
イ.心を育てる
・五訓の徹底
1. ありがとう という感謝の心
2. すいません という反省の心
3. はい という素直な心
4. おかげさまで という謙虚な心
5. 私がします という奉仕の心
誠実
熱心
ハチオウの心です
「人」と「信頼」がわが社の財産です
我々は五訓を実行することで
日々理解を深め、仕事を通して成長します
・1:1の原則
・人をただ見てるのではなく、相手の気持ち、状況を観る、観察する、心を観る。
・美点重視―相手のいいところを見つけて引き出して誉める、持ち味を生かす。
ロ.学習の流れを作る
知:知識の獲得,好:好奇心を持ち、喜びを感じる、楽:仕事と自分が一体化、夢中になっている。まず、部長、チームリーダーから。
ハ.組織知にする
社員個人が得た知識・体験を共有化していく仕組みを作る
・weekly report(部内の出来事、部員のいいところを部長8人書き込み、月曜日発表)
・ケミカルモーニングセミナー(技術の理解)
・3行提案
・社長面談、全員社員実施、評価面談とは別、社員の現状把握
・プロジェクトー環境整備・安全衛生

今後の取組:
@自ら事業を創造できる、商品開発、技術開発、女子会の組織
A部門経営者の育成、次の経営者の育成
B個人計画の徹底―

6.社会とのつながり
地域の活動、祭り、清掃への参加、大学研究機関への社員の派遣、シンポジウム開催

7.Q&Aの内容
・後継者は、長男はハチオウ、次男は森銀、
・一倉定にご縁があった。主人に研修会行ってもらった。いろいろ勉強していったが経営の仕組みに落とし込みに問題。
・自分はコツコツ、弛まず、障子紙を次々貼っていくがごとく、社員と向かい合ってやってきた。親御さんが苦労して育てた社員を預かっている、大事に育てなくては。
・一期一会の深さ、真髄を身に染みる程理解するようになった
・人にお母さんのようだと言われることが多い。社員の心の健康を願う。
・mission,passion,actionを心がけてる。
・主人の大けが、病気で11年前に社長に就任。
・今では、環境省から意見を求められる。弊社の考えが環境省の仕組みづくりに採用されている。困ったものがあると、東京都から相談を頂く。それらに答えられる社員に育った。今後、化学物資を基軸とした商品開発が現場から生まれてくるようだ。もう私の時代は終わりを告げていいようだ。

8.グループのまとめの言葉
A.風土は社長次第、何事も10年、Mission,Passion,Actionの言葉が印象的。自然体でお母さん役をやっている。どう言う風にして経営を学ばれたのだろう?もっと話を聞きたかった。
B.真逆な悩みをもっている。出来上がった経営をどう変えていくか? 行動力を学んだ。10年後どうなっているのだろうか。
C.夫のロマン、想いを引き継ぎ、子供さんがそれぞれ会社の事業に関わっている。人を育てるプロ。勉強の大事さ、心の教育の大事さに感動。

9.オブザーバーメモ
会社の事業は、いまでこそ環境関連事業といわれているが、世間ではごみ屋さん、産廃屋とか呼ばれ、社会に必要なのに、近隣住民、行政からもまともに扱ってくれない時代があった。その環境下で、めげず、腐らず、社員を育て上げることが事業継続の根幹と知り、深い井戸に雪を埋めていくが如く、ひたすら社員の幸福を願って経営をしてきた。森社長の言葉を借りれば、自分は何もわからない人間で、化学の知識もない人間で、ずっと社員のことを思って自分のできることをやってきただけで、そんなに大した社長ではありません。不思議と森社長から、社員を含めて人の欠点、悪口を言う言葉が出ない。推測するに人材の吹き溜まりのような業界できっとつらい大変なことが多々あった事と思うがそんな愚痴は一言も出ない。浅草の蕎麦屋のいとさんか、こいさんが銀職人の家に嫁ぎ、ずっとご主人を支えておかみさんの役割をしてきた。ご主人のパワーが落ちたと思うと社長の座を自ら引き受けてまるで銀器を磨くように社員を磨き上げていくことを継続し、しかも経営の仕組みを作って動かし始めた。新しい人材も来るようになった。森さんを見て、商売の環境の中で生きてきながら、素直さと誠実さで人に尽くし、経営の仕組みについては人のアドバイスを聴いてどんどん作りこんでいる。資格、技術のレベルを上げ、得意先のニーズに応え、自分たちのシーズを活かし、利益ももう少し上げるようにして社員により厚く還元してあげたい、という。HPにある環境・社会報告書を観たらわかるが、これは会社のいいところ悪いところをopenにして、存在を世に問いかけて自らの励みとし、戒めとしている。同友会の精神をみごとに実践している。名実ともに社会になくてはならない会社になって行くことと思います。

森社長、いいお話し、有難うございました。
(文責:中央区支部 運営委員 公認会計士 行本憲治)

2013.06.14 5月29日 築地倶楽部報告 投稿者:安藤 励慈
  築地クラブ5月の会 報告
飯田 紘一

5月29日、9名参加(千代田支部2名・中央区支部7名)、築地のイタリアン料理T3トミーナで開催致しました。 メンバーの高橋さんの紹介です。
こじんまりした路地裏の洒落たお店です。料理内容、流れ、非常に好評で味に比例して会話も弾みました。
初めに三宅氏より、中小企業経営者個人保証の有限責任への流れ、円安の影響についてのNHKの取材、放映の紹介、消費税増税実施をにらんでパネルディスカッション、開催につき参加要請等がありました。
いつも精力的な氏のご苦労に我々も協力をしなくては、と感じる次第です。
最初、建設関係の労働力不足が報告されました。東北復興の関係と関連することでバブル以後、インフラ、公共事業の縮小、等々で少し時間をかけて育ていくしか方法がないものと考えられます。維新の会代表の橋本発言にはいろいろ意見が出ました。
本音と建て前ではなく、正面から議論すべきである。歴史的事実が如何であったか……。戦後70年の贖罪を問われても、歴史的事実、戦争の現実として起こるべき事実として受け取るべき……。ただ現在、日本の平和国家、安全国家として世界の中でも高度なレベルの国家として今有る事は戦争の敗北を味わい、それが原点になったことをかみしめ進んできた結果であった事実。同時に我々が自信を持ちアピールすべきであるとの意見は傾聴に値すると思われます。尚、今回参加の2名の女性の意見としては、維新の会には応援しない。これは今回の発言の影響の大きさを物語るものとして、参加の男性陣も再認識致した次第です。他山の石として我々経営者自身も常にオーバートークに心したいものです。
中央区支部の新支部長、伊藤氏就任につき会としても協力しようとの意見、他にいろいろ話題はつきませんでしたが、次回は8月7日(水)に場所も今回と同じ場所を利用させて頂く事になりました。

2013.04.30 【4月17日 第42回中央区支部総会】 投稿者:安藤 励慈
  今年度の支部総会は、城南信用金庫の吉原毅理事長に「銀行になり下がるな!城南信用金庫の挑戦」というテーマで記念講演をお願いしました。
吉原理事長は1955年生まれ。1977年慶応大学経済学部を卒業され同年城南信金に入庫。2010年11月に理事長に就任。現在に至っております。

信用金庫は銀行と同じ金融機関の一業態だと思われていますが、実はただの金融機関ではないということを歴史を踏まえて判りやすく説明していただきました。そもそも銀行は利益を目的とした企業であり、銀行のみならず世の中全体が利益重視の姿勢が優先されてきた結果、社会が閉塞状態に陥って貧富の格差が拡大しつつあるわけです。

信用金庫は株主資本主義の欠点に対抗すべく生まれた協同組合がルーツで、歴史的には19世紀半ばまでさかのぼります。その後明治時代に信用組合として日本にも普及するわけですが、戦後銀行に統合されそうになったときに、「儲け主義の銀行に成り下がりたくない」という強烈なプライドから、「信用銀行」という名称を拒否。大蔵省から「銀よりも金が上ですから」ということで「信用金庫」という名称になったということです。なかなか痛快な話でした。

銀行と違って信金は、世のため人のために尽くす社会貢献企業であり、公共的使命を持った金融機関であるというプライドが伝わってくる講演でした。


2013.03.28 【3月18日 築地倶楽部報告】 投稿者:安藤 励慈
  築地倶楽部報告
飯田紘一

3月18日(月)茅場町、長寿庵にて11名の参加で開催致しました。今回は初参加2名、後は常連の皆様です。
 一つの議題を全員で議論するには、店も月曜日としては桜開花の情報も有り、大入りの状況なので自然とAテーブル、Bテーブルに別れる様な流れとなりました。
TPPの問題、民法改正に伴う個人保障の取り扱い、中国との関係、今後の流れ、東南アジア、イスラム圏への進出に伴う諸問題、国内景気、等々がBテーブルでは話し合われました。Aテーブルでは田中氏がTPPをレポートして頂いた事でその内容の雰囲気がよく伝わるかと思います。
田中氏TPPレポート
 ◎TPPで農業は広大な土地で、どでかい農機具を使い効率よく出来る方法と、日本の狭い土地で人出のかかる農業では単価の安さの違いは明白である。
日本の食糧自給量を確保せねばならず、補助することは日本人として関税なしでは無理であり、TPPで聖域確保を行うべきだ、自分たちの美味しい米を守ろう。
・美味しい米の代名詞になっている「ササニシキ」など日本でも美味しい米が「高い」と決まっているし、私の自宅など、美味しい米を作っている農家と直接買い付けで少し高くても買っているので、国が!国が!で補助政策ではなく、「買ってもらえる」米作りを補助金で指導したら、将来よい結果がでるのではと思うのですが。
・農家の指導的立場「農協」も年数回しか使わない「田植え機」を売りつけるのは無く、指導で効率良く使用が可能な方法をそれこそ「補助金」でやらんと、農業人口が減っていくように思われる。
◎病院業務、医薬品、保険業務のTPP化について
 TPPの輸入、輸出と物品関係の商取引と頭にあり、治療、保険、薬などが各自詳しく解らず、各自が今後、勉強することで話になったが、年齢的に病院に行く機会が多いことで「薬」関係の話になり、介護関係で人員の応援であれば、得意不得手の国もあり、多いに協力していただき全体的に人口の減少の日本では、これから益々、仕事の増加が見込まれる分野だと思われる。
薬品関係では日本製造の貿易の補助が多く、貿易不均衡となり、外国製品の販売が伸びない程度の事は想像的に理解できるが、日本での薬の混乱は困る、よくわからん!
(ここまで田中氏)
TPPの問題は三宅氏より「TPPに関する要望書」代表理事談話の参考プリントが配布され、我々自身もいろいろな情報を持ち研究し、じっくり議論する必要を感じました。
 民法改正の特に個人保障の問題に関して4大紙に大きく紹介され、同氏が同友会のコメントが大きく報じられたことは、銀行の貸しはがし等の着地点として、今後、注目し応援していかねばと思います。
長寿庵は料理、酒、雰囲気、費用等でバランスが取れ、参加者の満足度も高く、好評です。
次回は議論に重きをおき、会場は高橋さんにセッティングをお願いします。
次回は5月29日(水)開催を決定し、9時に散会致しました。

2013.01.30 【1月28日 築地倶楽部報告】 投稿者:安藤 励慈
  築地俱楽部報告 
平成25年1月28日本年最初の開催は新年会も兼ねて神楽坂の鳥茶屋別館にて行いました。参加は12名(千代田2名 新宿1名 中央区9名)いつもの常連さんと初参加3名です。
村井氏の音頭で乾杯、その中で求人要望が増加、世の中が明るさに向かう材料として注目すべきであると発言で皆様の顔がほぐれました。

景況につき皆様よりいろいろ出されました。 円安、株高により大企業特に輸出関連企業に業績の改善に期待ができ、景気の潮目が変化しつつあるという意見が多く出されました。唯、中小企業、地方経済に及ぼすまでには実感としてはまだまだで、明るいマインドを持ちつつ確実に進むという姿勢は皆様のご意見のように思われました。

政権が自民党に大きく振れ、出足として順調なスタートで歓迎の論調でした。 安倍首相 麻生財務大臣のリベンジ組の地に足をつけた取り組みは大きく評価され、前政権に比べ日本のムードを明るい方向に舵を切ったともいえるものです。
日本のやるべき課題がはっきりあぶりだされ、待ったなしの行動は政・.官・経済界、国民 一体になって進むべきでありましょう。 そういったときの日本は強かったことを思い致し進みたいものです。
それにしては政権与党を取っていた民主党、確かに国民に手痛い仕分けを受けたかもしれませんが、したたかさを持ち野党として日本の民主主義の健全な発展のためにもリベンジしてもらいたいものです。
一部に安倍ドクトリンが秋口に少し息切れもの意見がありましたが見守るべきでしょう。

外交問題で日中、日韓が緊張状態を保ちつつある事はアメリカにとり存在感をよりまし優位に働くとの意見あり、シェール革命もあり、中東より東アジアの方に視点が移る意見は傾聴に値するものです。
M氏より、神楽坂のお茶屋遊びでユーモラスな恥をかいた話、それを評してS氏曰く、昔の旦那衆はお金の事は気にすることのない方の遊びでとの事。 一同大笑い 。
この町一帯は戦災を逃れ昔の風情を残し、坂あり、路地あり、シニア世代にとりほっとする雰囲気あり、話も当然、高尚なものから色っぽい話、山田監督の東京物語、円、弗、豪ドル、相場変動の話、健康、話題の尽きない事…。

 最後はホープの一言で、一本締め9時半に散会致しました。
次回は又茅場町長寿庵に場所を移し開催する事を約し散会いたしました。

報告者:飯田紘一氏

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